商品説明
20代中ばにベーチェット病に倒れて20年。
苦しみ、悩みながらも、カトリックの信仰を得て、生きる喜びをつかむまでの手記。
20代半ば、私は難病のベーチェット氏病で光を失った。
その後、病はとどまるところを知らず、
容赦なく私の右手、右足を動かないようにマヒさせると、
更に今度は音まで奪ってしまったのだ。
これ以上、私はもう侵される所はないだろうと思ったが、
最近では話すことさえ不自由になってしまった。
今ここに、母が私のため10年間、毎日毎日書き記した闘病日記がある。
さぞ母は心を痛めながら書いていったに違いない。
そこで、この日記を追いながら、
私は病気との闘い、絶望、生きる喜びを書いていきたいと思う。