商品説明
徳川幕府のキリシタン弾圧の時代、マカオに追放され、
フィリピンで司祭に叙階され、武士に変装して長崎に潜入した金鍔神父の数奇に満ちた人生を描く。
「金鍔次兵衛トマス・デ・サン・アウグスティノ神父は、
長崎の歴史では代表的な人物の一人である。
捕らえられたのは1636年11月で、殉教が起こった1637年には、
すでに出島はポルトガル人の収容所となっていた。
金鍔に対する恐ろしい拷問と殉教は色々な意味でポルトガル人と関わりがあった。
彼の勇敢な活躍と英雄的な殉教が市民の胸に刻み付けられた。」
(結城了悟)