本書は、初めて日本からブラジルに到来し、
とりわけサンパウロ州の内陸で宣教された
中村神父様の足跡を簡潔に語ってくれます。
【著者略歴】ペドロ大西(ペドロ・おおにし)
1934年、サンパウロ州マリリア市生まれ。47年、受洗。
49年、プレジデンテ・プルデンテ中学、高校卒業。
53年、日系青年への福音宣教のための「暁の星青年会」創立に参加。57年、
偉大な宣教者、中村長八神父の調査を始め、同神父の列福調査委員会のメンバーとなる。
61年、バウルー大学・法科卒業。マリリア市において弁護士開業。
マリリア市会議員、ブラジル弁護士協会サンパウロ支部の倫理・規律裁判のメンバーを歴任。
【訳者略歴】水野 一(みずの・はじめ) 1930年、東京生まれ。
東京外国語大学卒。日本経済新聞記者、日本経済研究センター資料室長を経て、
69年~2001年、上智大学外国語学部教員。現在、同大学名誉教授。
専門はラテンアメリカ経済、ブラジル地域研究。
著書に「日本ブラジル交流史」(監修:日本ブラジル中央協会、1995年)、
「ラテンアメリカの環境と開発」(共編著、新評論、1997年)などがある。