商品コード:B036
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P253 C0116
著者等:SMP・ガブリエル = 著 / 伊達カルメル会 = 訳
発行日:1990-08-01
神との親しさ(5)イエス・キリストが築かれた教会、
定められた秘跡、命じられた使徒職についての黙想。
わたしたちが秘跡に近づくたびに、
イエズスは必ず、恩恵を提供してくださる。
しかし、この賜物はわたしたちの心構えの度合に準じて、
人を聖化する効果を生じるのである。
最も質の良い実を豊かに結ぶはずの種も、
耕作されていない土にまかれれば、
わずかな実しか、あるいは全然、実を生じない。
同様に、それ自体として人を聖とする神の恩恵も、
わたしたちの善意の度合に応じて実を結ぶ。(本文より)
商品コード:B037
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P202 C0195
著者等:川添猛
発行日:1989-08-09
俳句を折り込んで、独特のユーモアがますます冴える
川添神父のエッセイ集。第二弾。
メガネをふきふき浜を上がると、
ぢんぢ(お爺さん)が何かを持って道端で待っている。
人を待つことに慣れている彼は、
ずいぶん前から待っていたのかもしれない。
「荷物にはなりまっせんけん、これを持ってお帰りまっせ」
新聞紙に包んだおみやげはアオサで、
リュックサックにしまい込むにはおしいような香りがしていた。
鶯が前をはぶいてケキョケキョと鳴く。
「ぢんぢさん、また来ます」
老人は深々と頭を下げただけで、何も答えなかった。
商品コード:B038
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P224 C0116
著者等:SMP・ガブリエル = 著 / 伊達カルメル会 = 訳
発行日:1990-09-01
神との親しさ(6)三位一体の神、神の属性、聖霊についての黙想。
人々の中に働かれる聖霊について考える。
三位一体の奥義は、神の善、愛、豊饒性、
生命は、測ることも、くみつくすこともできない大洋であることを
わたしたちに悟らせてくれる。
神の無限の偉大さについての感覚(センス)を大きくしてくれるこの悟りは、
なんと貴重であろう。
商品コード:B039
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P292 C0116
著者等:SMP・ガブリエル = 著 / 伊達カルメル会 = 訳
発行日:1990-10-01
神との親しさ(7)おおイエズス、受肉された神のみ言葉で
あなたの内に秘められた偉大な神秘を、
もっと深く悟らせてください。
じつにみことばが人間となられたのは、
わたしたちに超自然の存在を与えるためであった。
イエズスはわたしたちを神の子とするために、
この地上に来られたのである。
本性上、神のおん子であるイエズスは、
このようにして、彼によって、彼において、恩恵によって
神の子となった多くの兄弟の長子となられた。
これこそ、わたしたちを超自然的な状態に高める
神の感嘆すべき神秘な計画である。
商品コード:B040
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P417 C0116
著者等:堀田雄康
発行日:1990-11-05
これは信仰と学問に貫かれた堀田神父様が、
すべての人々に向かって書かれた遺書なのである。
聖書--これは、実に不思議な本です。
今さら改めて申すまでもなく、
聖書はキリスト教にとって基本的な書物であり、
もし聖書がなかったとしたら、
キリスト教という宗教はありえなかったとまでは言えないにしても、
少なくとも、今日わたしたちの知っているキリスト教とは
ずいぶん違ったものになったであろうことは確かです。
商品コード:B042
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P230 C0195
著者等:川下勝
発行日:1991-01-20
民族、国家、文化、宗教、思想、時代を超えて、
多くの人の心を引き付けるフランシスコの魅力に迫る。
アシジのフランシスコを「キリスト以来、ただひとりの完全なキリスト者、
第二のキリスト、キリストの完全な写し」と呼んだのは
フランスの宗教史家エルネスト・ルナンである。
フランシスコは民族、国家、文化、宗教、思想、時代を超えて、
多くの人の心をひきつけ、尊敬を受けている。
何がそうさせたのだろうか。(「はじめに」より)
商品コード:B043
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P449 C0193
著者等:福岡カルメル会 =編
発行日:1991-01-28
音楽家リスト門下。
ピアノの天才児ヘルマン・コーマンが
カルメル会の修道生活に辿り着くまでの
波乱の人生を克明に描く。
収容所の捕虜たちは、自分たちに父のような愛を注いでくれたこの人を
”我らの親切なフランス人の神父さん”と呼んで、
天然痘の犠牲になって逝った神父の死を悼んだ。
しかし大部分の人々は、彼がヨーロッパに名をはせた聖なる説教者、
その突然の回心がフランス中にセンセーションを巻き起こした、かつての放蕩児、
音楽家ヘルマンであるとは知らなかった。
このヘルマン・コーヘンとはどのような人だったのか。
(「プロローグ」より)
商品コード:B044
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P207 C0116
著者等:ペトロ・ネメシェギ
発行日:1991-02-18
キリスト教信仰案内講座(4)神の言葉と呼ばれる「聖書」とはどんな書物なのか。
カトリック教会の「秘跡」とは何か。かみ砕いて説明する。
およそ二千年前に、イエスは、ガリラヤの風かおる丘で
恵みの言葉、力の言葉、救いの言葉を実際に語られたのです。
ガリラヤから始めてユダヤ全土を巡り歩いて人を助け、
平和を告げ知らせたイエスは、おそらく紀元30年の4月7日、
エルサレムの城壁の前で十字架に釘づけられて殺されたのです。
(本文より)
商品コード:B049
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P194 C0116
著者等:カルメル修道会 = 編
発行日:1991-07-29
-十字架の聖ヨハネの生涯と教え-
神の愛のアルピニストと呼ばれる聖人、
十字架の聖ヨハネの名著「カルメル山登攀」、
「暗夜」、「霊の賛歌」から抜粋した名言と小伝気。
この本は、聖人の著作に近づくことにも、
また、思い返すことにも役立つでしょう。
確実なことは、十字架の聖ヨハネの思索とことばが、
キリストの足跡に従って歩む道を指し示す指針であることです。
道の宝典
確かに、真の道、道そのものであるキリストを模倣する道の宝典です。
また、避けることのできない道が十字架であることも、確かです。
しかし、”最も純粋に苦しむことより、最も純粋な理解が生じる”ものです。
商品コード:B050
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P198 C0116
著者等:高木慶子
発行日:1991-08-15
修道女の著者が、自らの体験をもとに綴った母親の教育論。
信仰を基盤とする家庭のすばらしさと母親の役割を説く。
今日は、両親が自分自身の信仰の教えを
子どもに伝えることがむずかしい時代です。
著者は、両親が子どもに伝える信仰の尊さを力説しておられますが、
これはご自分の体験にもとづいているだけに説得力があります。
(里脇枢機卿「序」より)