商品コード:B081
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P238 C0195
著者等:川添猛
発行日:1994-03-20
長崎・浦上天主堂の主任司祭を努めた俳人でもある神父のエッセイ集。
「露に潤うた男たち」、「春夢去来」に続く第三弾
羽田に着いてから、口直しにコーヒーを飲みました。
いちばん高いのを注文したのに、なんの味もしないのです。
静岡駅の「いわし定食」には、問題がなかったことにはじめて気付きました。
鼻ばかりか、舌も喉も風邪のビールスに冒されていたのです。
「己が方圓に従はしめむ」とする小人の遅い反省でした。
横井也有の名文を「ふろしき賛歌」と名付け、
平成三年の座右の銘にして励むことにします。(本文より)
商品コード:B082
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P281 C0195
著者等:金沢恂
発行日:1994-05-20
重い障害のために
小学校にも行けなかった著者の心底からの叫び。
現代の福祉論に一石を投じる価値ある一冊。
得てして、われわれ日本人は、自分等の信念よりも
他人様の顔色のみを気にし、他人様と異なる道を行く者に対し
「変わり者」とか「偏屈な人間」と蔭口を叩く。
私なども、ある人から「一匹狼は止めろ」と
忠告めいたことをいわれたことが際限なくある。
果たして、「一匹狼」は社会的に許されない「危険人物」なのであろうか。
イエス様はご存命中「一匹狼」でいらっしゃったのではなかったか。
商品コード:B083
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P476 C0116
著者等:P.H.ジラール
発行日:1994-05-19
東京・渋谷教会主任司祭の日曜日の説教集。
ドミニコ会士でもある著者の分かりやすい簡潔な語り口がいい。
福音に基づく説教をもって神が告げられた救いのメッセージを学び、
黙想し、それを霊的な「かて」として心に養いながら証しすること、
これが、本書の目的である。
ミサ聖祭に与かるにあたり、
当日の聖書朗読をより相応しく迎えることが出来ればと、
わたしは思う。(「まえがき」)より
商品コード:B084
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P233 C0195
著者等:季東煕
発行日:1994-04-19
韓国でカトリック総合病院を運営する医師の、心に染みる随想と講話集。
現代人が忘れがちな感謝の心を説く。
私は、某社の社内報で「幸福は感謝の扉から入って、
不平の扉から出て行く」という標語を読んで大きく感動したことがあります。
なぜなら、私は感謝することによって幸福になれた人を数多く見てきたからです。
反対に、どんなことにも不平から始める人はいつの日にか
不幸にあるという実例もやはり幾度も見ています。
まことに「幸福な人とは、感謝を誰よりも多く発見できる人」だと言えないでしょうか。
(本文より)
商品コード:B085
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P233 C0116
著者等:聖マリアのフランシスコ=著/西宮カルメル会=訳
発行日:1994-05-15
-十字架の聖ヨハネを読むために- カルメル修道会を立て直した
十字架の聖ヨハネとはどういう聖人なのか。
本署は聖人との出会いを容易にする。
十字架の聖ヨハネの教えは、典礼に生き、
秘跡に与かるすべてのキリスト者に宛てられたものであって、
主観主義や宗教的利己主義に堕するものではない。
読者が、この小さな概論を通して、聖人の教えに触れ、
聖徳の山に導かれるようにと、心から願っている。(著者)
商品コード:B086
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P483 C0195
著者等:森本季子
発行日:1994-07-01
キリスト教が根づいた五島列島、天草、奄美大島、
和歌山、龍神村をめぐる修道女の巡礼記。
キリシタン時代に興味を持ったのは、かなり前であった。
具体的に、特に名もないキリシタン殉教者に深く心打たれたのは、
1988年の長崎県・五島への巡礼旅行からである。
久賀島の牢屋の窄(さこ)のキリシタン迫害の跡に立った印象は強烈であった。
この巡礼旅行の案内者が「聖母の騎士」編集者長であったのがご縁で、
五島巡礼記を書くことになった。
その後も奄美大島など数編の紀行文、
最後に「天草キリシタンの跡を訪ねて」の拙稿を同志に連載していただいた。
天草のキリシタン史は、短い栄光の時期と禁
商品コード:B087
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P460 C0116
著者等:鈴木宣明
発行日:1994-06-06
古代教会の教父たちから、聖パジレイオス、聖グレゴリオス、
聖アウグスチヌス、聖ベネディクトゥスなどの生き方を探る。
「新しい恵みの注ぎによって、あなたから
あらゆる涙の原因はぬぐい去られたのだから、
どうぞ苦労し、警戒し、走り、急いでください。
あなたは霊性において
イン・スピリトゥアリターテ前進いたしますように務めてください。
あなたは神から頂いた善いものを、
思慮のなさや怠りに目覚めた人として心を配って、
失わないように警戒してください。」(聖ヒエロニュムス)
商品コード:B088
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P229 C0195
著者等:鈴木宣明=監修/高橋テレサ=訳
発行日:1994-09-15
カルメル会修道女、アビラの聖女テレサが
実妹と実弟に宛てて、まごころ込め綴った32通の手紙を収録。
聖女テレサは、特に家族宛の手紙を真夜中に書いていた。
よいインクを作り、一字一字。真心をこめて丹念に書いている。
人間愛のほとばしる使徒的な手紙を
怠ったりする聖女テレサでは決してなかった。
聖女は、使徒聖パウロが夜、生計のために働き、
そして諸教会宛の手紙を書いたことを思い出したであろう。
商品コード:B089
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P263 C0195
著者等:酒井俊弘
発行日:1994-08-15
難病にかかり、わずか14歳で神のもとに旅だった
スペインの少女アレクシア。
愛と信仰の感動のドキュメント。
スペインと日本とは遠く離れていますが、
アレクシアと日本の少女たちとの間には、
似ている点がたくさんあると確信しています。
アレクシアはとても細やかな心を持っている子供でした。
話し方や振る舞いはとても易しくおだやかで、
花や音楽など美しいものすべてを心から愛していました。
歌を歌うのが好きで、自然の美しさに感動する心も持っていました。
(アレクシアの両親のあいさつ)
商品コード:B090
発行所:聖母の騎士社
ページ等:P172 C0195
著者等:沢田和夫
発行日:1994-09-01
東京・下町の教会で長年信徒とともに生きてきた司祭が語りかける聖書の話。
聖書のことばをかみしめよう。
「み使いが神から遣わされる。おとめのところに、
おとめの名はマリア、入って来て言う。
おめでとう、恵まれたお方。主はあなたとともに。」
繰り返し繰り返し、作詞作曲しては、
マリアへのお告げを、人々の間で交わす祈りとする伝統が、
教会の中で育ちました。
心の中でこんな歌を膨らませていったらいいと思います。